2022.06.14
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デザイン、性能、お手入れetc. いまどきのシステムバスはすごい!

新しい住まいでは、ゆっくりのんびりできるバスルームが欲しいと願う方は多いでしょう。バスルームのプランは多様に考えられますが、新築の際、一般的に取り入れるのがシステムバス(ユニットバス)。最近のシステムバスは、機能性だけでなくデザイン性や快適性が高まってきています。いまどきのシステムバスについてみていきましょう。
 

システムバスとは、工場生産の部材を現場で組み立てる浴室

戸建住宅のバスルームは、そのつくり方(工法・構造)によって、在来工法(現場施工型)、システムバス(ユニットバス)、ハーフユニットに分けられますが、新築の際に多く取り入れられるのはシステムバス。ハウスメーカーや工務店では、標準的な仕様となっていますし、分譲住宅でも広く取り入れられているものです。
 

システムバスとは、工場で作られる部材やパネルなどを現場に運び、組み立てる浴室のこと。そのため浴槽や水栓金具、内装材など、現場で施工する在来工法に比較すると、工期が短く工事費も抑えられることが特徴です。また、品質や仕上がりが均一で安定していること、断熱性や防水性などが高いこともメリットでしょう。
 

システムバスには、戸建て用と集合住宅(マンション)用、新築向けやリフォーム向けのタイプなど、いくつかの種類があります。高齢の方(介護する方)の使い勝手を考慮した商品などもみられます。
 

ハーフユニットバスは、床から浴槽の立ち上がり部分までが一体形成されており、壁の上部と天井の仕上げなどは自由に選ぶことが可能なタイプ。タイルや木材など、好みの素材を用いてオリジナルな空間を実現することができるなど、システムバスと在来工法の両方のよさを持つものです。
 

パナソニックホームズ「カサート アーバン」/ CBCハウジング 長久手 住まいの公園

1坪タイプ・1616タイプなど、いくつかの広さが揃う

システムバスには、あらかじめいくつかの広さ(空間のサイズ)が設定されています。広さの表記の方法には、床面積(0.75坪、1坪、1.25坪、1.5坪タイプなど)や実際の空間の広さ(内法寸法)のサイズなどが用いられています。


たとえば、1坪タイプで内寸が1600×1600㎜のシステムバスは、数値の上2桁を用いて「1坪タイプ・1616タイプ」などと表記されます(1坪は通常、柱芯1820×1820㎜ですが、内法寸法なので数値は小さい)。一般的な注文住宅で多くみられるのは、1坪タイプ~1.25坪タイプでしょう。
 

トヨタホーム「シンセ・フィーラス」/ CBCハウジング 長久手 住まいの公園

標準仕様とオプション仕様。オプションアイテムで費用は変動する

システムバスは、各メーカーから価格やデザインなど商品バリエーションも豊富に揃っていますが、通常、価格帯によっていくつかの商品シリーズが用意されています。高いデザイン性や機能性を持つ高額のタイプ、一般的な普及タイプ、手ごろな価格の商品などがあり、予算や間取りなどに合わせて検討することになるでしょう。
 

また、システムバスは商品シリーズごとに、標準(基本)仕様とオプション(グレードアップ)仕様が設定されています。メーカーや商品シリーズによって、オプションに設定されるパーツやアイテムはさまざまですが、一般的に、それらを取り入れることで、快適さや使い勝手、安全性やデザイン性などがアップするものが多くみられます。
 

オプションの選び方によっては、プランはもちろん、価格にも大きく影響することもあるので、優先順位を明確にしてプランニングすることがポイントです。また、普及価格帯のシステムバスではオプション仕様となっていても、高価格帯の商品では標準仕様の場合もありますし、同じアイテムでも一般的な機能やデザインのものは標準仕様に設定され、多機能であったりこだわりのデザインはオプションとなるケースも。システムバス商品を選ぶ際には、何が標準で、どんなオプション設定なのか、比較検討することが大切です。
 

積水ハウス「ビエナ」/ CBCハウジング 名駅北

最近の傾向は、お手入れのしやすさと心地よさアップの工夫

最近のシステムバス商品の特徴としては、まず、掃除やお手入れがしやすい工夫が充実していること。たとえば、カビが生えにくく、掃除がしやすい床や壁、浴槽など。特に汚れやすい排水口は、メーカーごとに素材や形状に工夫を施し、メンテナンスが楽なタイプがみられ、標準的な仕様となってきています。
 

人気のアイテムのひとつが、換気や乾燥、暖房などの機能を持つ浴室換気暖房乾燥機。換気によるカビの発生を抑え、天候に左右されず洗濯物を干すことができるのも魅力です。その他、スイッチひとつで浴槽を洗うことができる浴槽洗浄機能などの提案も。浴槽の洗浄ノズルからお湯と洗剤を噴射し、浴槽全体を洗うことができる機能です。
 

また、もうひとつの大きな傾向としては、よりリラックスでき心地よい、癒しの場としての空間づくりや機能、工夫がみられるシステムバスが多くみられること。たとえば、ゆったりとくつろぐことができ、デザイン性も高い浴槽。標準仕様でもゆったりと身体を伸ばせたり、半身浴ができるように座れる部分を設けたタイプも。スクエアでモダンなデザインも揃っています。素材は、人工大理石やメーカー独自に開発したものなどがみられ、心地よい肌触りが魅力。浴槽に付加される機能も充実し、ジェット噴流機能や細かな泡、肩湯など、各社工夫を凝らしています。
 

また、最近では、個性的な水栓金具やシャワー水栓なども増えてきました。上から水流が降り注ぐオーバーヘッドシャワー、数種類の水流を使い分けることができる多機能シャワーなどの設定もみられ、デザイン性もアップしています。
 

その他、ミストサウナや入浴しながら好きな番組や音楽を楽しむことができる浴室テレビやサウンドシステム、演出効果の高い間接照明や浴槽内の照明なども揃っています。
 

住友林業「BF-Si」/ CBCハウジング 蟹江インター 住まいの公園

シンプルでモダンなデザイン。ショールームで実際に確認を

デザイン面での特徴としては、シンプルですっきりとした空間づくりが最近の傾向。浴槽や水栓金具などもスタイリッシュなデザインが揃い、浴槽や壁パネルなどの選び方によって、海外のホテルのような空間やナチュラルな雰囲気など、さまざまなバリエーションを実現することが可能です。また、バスルーム空間だけでなく隣接する洗面脱衣室、キッチンやトイレなどの水まわり空間とコーディネートできる商品もあり、住まい全体のイメージを統一することもできます。
 

多くのシステムバスは、誰もが使いやすいユニバーサルデザインを取り入れていますが、家族構成に適した安全性は確保したいものです。最近のシステムバスは、手すりやグリップなどの設定もありますし、ヒートショックを防ぐ暖房乾燥機などを取り入れることも可能です。
 

システムバスを選ぶ際には、必ずショールームに足を運び、実物で比較検討を。ショールームにはいくつかの商品が展示されているので、実際の空間で確認することが可能です。その空間に身を置いて、体感することがポイント。浴槽内にも入るなどして、実際の動作をしてみるといいでしょう。水栓金具やシャワー、出入り口扉なども実際に操作して使い勝手のチェックを。シミュレーションシステムなどを用意しているショールームもあるので、浴槽や壁パネルのコーディネートなど、確認しておくのもいいでしょう。
 

バスルームだけでなく、洗面脱衣室とのつながりや窓の設け方などは、VRモデルハウスで確認することもできます。PCやスマホでVR空間を歩くように確認できるので、好みのモデルハウスのバスサニタリー空間を自宅でチェックしプランニングの参考にするといいでしょう。
 

大和ハウス工業「xevoT」/ CBCハウジング 名駅北

 

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