2022.06.03
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注文住宅、どうコストカットする?着工前の「減額調整」奮闘記

好きな間取りや設備、造作にこだわれるのが注文住宅の醍醐味。でも、そこにはもちろん「予算」の問題もついてきます。自分たちにとって住みやすい、理想の住まいを予算内で実現するにはどうしたらいいのか。工夫するポイントは小さいものから大きいものまで、たくさんあります。

今回は、我が家が着工前に行った「減額調整」のポイントをご紹介。なんとか予算に収めるべく奮闘した我が家がどんな部分を削って予算内に収めたのか、その体験をお伝えします。
 

注文住宅の減額調整とは?

注文住宅の見積もり方法はハウスメーカーによって異なりますが、簡単に言えば、間取りや必要な設備、仕様を決め、その広さやグレードによって価格が積み上がっていくイメージ。つまり、施工面積を広げれば広げるほど、グレードの高い設備を入れれば入れるほど、凝った造作にすればするほど見積もりは高くなります。
 


これらはなかなか「明朗会計」というのが難しいもので、間取りや仕様の打ち合わせが終わったあとに、最終的な見積もりを見てびっくり!なんてことも珍しくはありません。私たちもまさにそうで、契約時の見積もりから打ち合わせを経て予算はふくらみ、出てきた見積もりは予算オーバー。そのため、そこから「減額調整」に奮闘することとなりました。
 

減額調整とは、着工前にひととおり見積もりを見直して、本当に満足度が高い予算の使い方がされているか吟味し、何をカットするか決めること。家づくりと予算管理は切っても切り離せないため、とても重要なプロセスといえます。
 

窓の見直し

さて、そんな減額調整において我が家がまず行ったのは、窓の見直し。窓にかかる費用は意外と高く、大幅に減らしたわけではないにも関わらず、全体で7~8万円の減額が叶いました。
 

方角や家の形、周辺の環境によって最適な窓づくりは異なります。北西角地の我が家では、西日のことを考えると西側の窓を大きく取るのは避けた方が良いのでは、と思い、減額調整のタイミングで西側にあった2Fトイレの窓をなくし、1Fの西側の窓をサイズダウンしました。
 

ちなみに、最近ではトイレや浴室の窓を作らないご家庭も多いそうで、本当に必要かどうかは熟考してみても良いかと思います(窓があると風の通りや自然光の入り方は良いのですが、窓があることで掃除が大変になるという意見も…!)。
 

また、前述のように窓のサイズを小さくするほか、開閉できる窓からFIX窓にチェンジすることでも減額は可能。我が家の場合、明かりとり目的の窓は価格が安いFIX窓に変更しました。
 


上の写真は寝室のFIX窓。開閉できる窓よりスッキリした見た目になるため、デザイン的にも気に入る仕上がりになって満足しています。

そのほか、透明ガラスからくもりガラスにして、カーテンをなくして減額する、という方法も。小さな窓の場合などは、検討してみても良いかと思います。
 

建具の見直し

窓と同様、ドアやクローゼットの扉などの建具も意外と高額になるため、見直してみたい項目のひとつです。これは何気なく見ていたInstagramで知ったアイデアなのですが、建具をなくしてオープンクローゼットにする方法も、最近は取り入れているお宅が多いそう。
 

たとえば、上の写真は子ども部屋ですが、クローゼット部分をオープンクローゼットにして建具をなくし、子どもが小さいうちは部屋を広く使う。成長して部屋に置くものが増えてきたら、仕切りをつけるか、ロールスクリーンなどで目隠しをして収納スペースとして使う…といった具合です。
 

収納には扉が必須だと思っていたので、これは私にとっては目からウロコのアイデア。結局、子ども部屋では取り入れませんでしたが、脱衣室の収納の扉をなくすなど、オープン収納も一部で採用しました。
 

設備の見直し

基本的な見直しポイントのひとつですが、住宅設備やオプションは本当に必要か、よく検討して減額調整をしたいポイント。
 


我が家ではオプションとなるものの一覧と価格を見比べ、迷った末に床暖房(約40万円)、ハンズフリー水栓(約16万円)をカットすることに。どちらも「できれば欲しい」設備だったので迷ったのですが、床暖房は導入費用も高額な上にメンテナンスコストもかかること、ハンズフリー水栓は今なくても特段困っていないことなどを理由にカットすることを決めました。


そのほか、ハウスメーカーによってはキャンペーンで安く入れられる設備があったり、メーカーを統一したらサービスがあったりなど、さまざまな減額ポイントがあります。私たちは予算オーバーであることを営業担当さんに相談し、キャンペーンをフル活用。ちょっと条件に合わないキャンペーンも(温情で)適用してもらうなど、力になっていただきました。
 

施主支給の検討

減額調整で人気なのが、施主支給。これはさまざまな設備・備品をハウスメーカー経由でオーダーせず、直接必要なものを入手して取り付ける(もしくは取り付けだけお願いする)ことを言います。特に施主支給しやすいものの例としては、照明、カーテン、エアコンなど。そのほかにも表札、立水栓や宅配ボックス、カップボードなど検討できるものは多くあります。
 

好きなメーカーや好きなデザインのものを自宅に取り入れたい、という目的で施主支給する方も多いですが、自分で安価なものを探すことで減額調整につなげるということも、やり方によっては可能。我が家では照明、エアコン、宅配ボックスなどを施主支給しました。減額幅はそれほど大きくはありませんでしたが、どれも高額なため、購入時にポイントがかなり貯まりました!
 

ただし、ハウスメーカーによって施主支給が可能かどうか、可能だとしても取り付けはどちらがするのかなど、対応は異なります。また、取り付け時の不具合は自己責任となる、取り付け費など考えると結局高額になった、などリスクもありますので、判断は慎重に。
 

プランニング初期ならこんな項目を見直してみても

ここでは着工前の減額ポイントをご紹介しましたが、もっと早い段階なら、以下のようなポイントでも見直してみると大きな減額になります。
 

 

  • バルコニー:使用するシーンを考えて、必要ない場合はカットする
  • 施工面積:施工面積は費用に直結。適切な大きさにとどめる
  • 家全体の形:最も安いのは凹凸のない四角の家、というのが基本。家の形をなるべく凹凸ない形にし、屋根や壁などを最小限に

これは初期段階を過ぎるとなかなか変更しにくい部分ですが、もし検討できるタイミングなら今一度見直してみるのも良いでしょう。
 

まとめ:コストと満足度を考えてバランスよく!

以上が、我が家の減額調整の体験記。これらの過程で、我が家では全体で70~80万円くらいのコストカットをしました。実際にやってみて感じたこととしては、減額調整は何となく気持ちが荒みがち…! 躍起になってカットしつづけていると、気持ちが落ち込んでしまう日もありました。
 

そんな体験からおすすめしたいのは、大きなものを削ったときには、数千円・数万円で実現できるオプションを追加採用すること。「1万円以下のオプション」「数万円で実現できること」など、Instagramやネットで検索してみても良いですし、設計士さんや営業さんに聞いてみるのもひとつかと思います。
 

我が家では、床暖房をカットしたかわりに玄関の壁にエコカラットと照明を入れて装飾することと、浴室ドアを折れ戸から開き戸にすることを決めました。小さいことですが、家づくりは長期戦。自分のご機嫌も取りつつ、ワクワクする気持ちを保って進めるのが大事かと思います。
 

「ただ減らす」のではなく、コストと満足度のバランスを考えて賢く減額すると、きっと満足度もアップするはず! いろいろと試してみてくださいね。

 

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