2022.04.14
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ハウスメーカー選びの決め手はなに?判断材料にしたこと・しなかったこと

注文住宅
依頼先選び

家づくりのパートナーとなるハウスメーカー。価格、素材、デザイン、得意な工法や間取りなど選ぶポイントは多数ありますが、何を基準に決めるかは各家庭の好みや考え方による部分が大きいものです。我が家のハウスメーカー選びで重視した条件とは、そして、努めて考慮しないようにした条件とは? はっきりと「これがいい」というものがなく、むしろ何をポイントに選べばいいか悩み通しだった、私たちの体験談をお伝えします。

 

ハウスメーカー探しの流れ

まずは、我が家のハウスメーカー探しの流れについてご紹介します。

ハウスメーカー探しの入口として、私たちは紹介カウンターを利用しました。「こんな家を建てたい」というはっきりした希望は特になく、予算・希望エリアを鑑みるとおそらくはローコストメーカーになるだろう、という予想がついていたものの、これというメーカーは思いつかない……というのが家づくり初期の我が家。そこで、条件に合ったハウスメーカーを見つけるべく紹介カウンターを頼ることにしました。

カウンターにてヒアリングをしてもらった上で条件に合う3社を紹介していただき、1社ずつ回って面談を重ねました。あわせて検討していた建売住宅も見学する中で「求める条件」を明確にしていき、最終的に2社から見積もりを取り、比較。内容・予算ともに納得のいくハウスメーカーはどちらかを考えて決定することとなりました。

 

ハウスメーカー選びの「判断材料にしたこと」

ハウスメーカーを比較する中では、当然ながら自分たちなりの「ものさし」が必要となってきます。ただ、この「ものさし」を持つのが素人にはなかなか難しい…!

いくつかのハウスメーカーを比較する中で明確になっていった、私たちの判断材料を以下に紹介します。

予算内に収まるか

まず「予算内に収まるか」というのは大前提として意識していたことです。私たちの家づくりは決して予算潤沢ではなく、土地代もそれなりに高いエリア。そのため、まず「予算内に収める」というところで、メーカーが絞られてしまうのが現実でした。

ただ、ハウスメーカー選びで実感したのが「ローコストメーカーが必ずしも安いとは限らない」ということ。住まいに何を求めるかは家庭によって異なり、注文住宅はそのこだわりを実現できるのが醍醐味。その「実現したいこと」を入れ込んだ結果、ローコストメーカーではオプションだらけになって結局高くなってしまう、ということもあり得ます。

実際、私たちの場合は、実現したいことをすべて伝え、見積もりに入れてもらって総額で予算を比較すると、ローコストメーカーよりもう少し高い価格帯のハウスメーカーの方がかえって安くなる、といったこともありました。

建てた後のコストはどうか

予算についてこだわる中で認識したのが「建てた後のコスト」という視点です。住まいは出来上がって終わりではなく、建てた後にメンテナンスのコストが必要。また、生活していく中では光熱費、火災保険料、固定資産税などのコストもかかってきます。

ハウスメーカー巡りと同時に家づくりについて情報収集していく中で感じたのが、予算にこだわるなら、初期費用とともにこれらのコストもトータルで考えることが必要だということ。

たとえば、長期優良住宅の認定を受ければ、税制上の優遇措置を受けられたり、固定資産税が安くなったりというメリットがあります。また、耐震等級を有している住宅であれば火災保険料が割引となります。さらに、長期保証のついた外壁材を使っておくことで外壁の塗り替え頻度が減らせる、断熱性にこだわっておけば光熱費を減らせる、などさまざまな視点があります。

そんな視点を持ってからは、「予算内でできるだけ安く」というだけではなく、なるべく予算内で「家の性能」を高くできるハウスメーカー、特に断熱性能やメンテナンス性にこだわって作っているハウスメーカーが良い、という考え方に。その方が、初期費用が多少かかったとしても、長く住んでいく中での快適さやトータルコストとしてのバランスが良いと感じたからです。

どこまでが標準仕様か

すでに紹介した2つとも関連するのですが、住宅の性能、快適さと予算のバランスを見る中で、そのハウスメーカーの「どこまでが標準仕様か」というのは必ず比較していたポイントです。

多くのハウスメーカーでは、外壁、屋根、断熱材、床材、建具、キッチンやトイレなどの住宅設備において、「標準仕様」というものが決まっています。これが基準となり、そこからグレードを上げる、オプションを付ける、といった調整で最終的な仕様が決まってきます(当然ながら仕様によって見積もりも変わります)。

私たちは前述のとおり、建物の性能としての「標準仕様」がある程度充実しているハウスメーカーが良いと考えていたので、結果的に標準仕様で長期優良住宅の仕様を満たしていて、耐震等級もついているハウスメーカーにしました。

また、キッチンや浴室も標準仕様がどうなのかあらかじめチェックし、必要なオプションを盛り込んでもらった上で見積もり比較を行うようにしたのも、工夫した点です。

こだわり、好みと合っているか

住宅の仕様やスペックも大切ですが、そのハウスメーカーが力を入れているポイントや、標準となる外観、内装が好みに合っているかどうかも大切なポイント。

基本的には、注文住宅はある程度自分の好きなようにすることが可能です。ただ、そのメーカーの標準仕様からズレると高額になりやすいため、そのメーカーの得意分野、標準プランが好みに合っているかのチェックは大切、というわけです。

これは、面談を通してそのメーカーの特徴を掴む、施工例やモデルハウス、完成物件を見学する中でチェックすることが可能。私たちはそれ以外に、Instagramや画像検索を通して外観、内観をチェックし、「なんとなくいい」と思えるかどうかを確認しました。実際、「ちょっと安っぽく感じてしまうおうちが多いな…」と感じて、検討を見送ったハウスメーカーもありました。

 

逆に「判断材料にしなかったこと」

さまざまな比較をしていくと、どうしても情報過多で決めきれなくなっていってしまうこともあります。そんなときは、逆に「これは判断材料としない」と決めることもおすすめ。我が家が「ココは考慮しない!」と決めたのは以下のポイントです。

知名度

予算を重視した家づくりだったこともあり、もともと「判断材料にはしない」と決めていたことに「ハウスメーカーの知名度」があります。そのハウスメーカーの年間の施工数やある程度の企業体力は確認したものの、「知名度」「イメージ」は実際の家づくりにおいてあまり関係がないと思い、考慮しないようにしました。

営業担当さんとの相性

ハウスメーカー選びで多くの方が重視するポイントに「営業担当さんの人柄や相性」というものがあるのではないでしょうか。確かに、家づくりのパートナーとして営業担当さんはとても大切な存在。それは重々分かっているのですが、我が家ではあえてこれを判断材料にしませんでした。

その理由は、ハウスメーカーのつくる家の性能、決まり事や仕様など、純粋に「家自体」で比較したいと考えたからです。印象や相性というものはどうしても曖昧なもの。数回の面談で本当のところでの人間性や相性なんて分かるのだろうか?というのが私たちの考えでした。

直感も大切ですが、逆に、相性を重視してしまうことで純粋に「家」の性能での比較がしづらくなるだろうと考えたため、努めてそこは考えないように気を付けました。

坪単価

ハウスメーカー選びをする際、多くの方が参考にするのが「坪単価」ではないでしょうか。我が家でも初期はチェックしたのですが、次第に「あまり意味がないかな」と感じて、広告などでうたわれている坪単価での比較はしないようになりました。

これは全く比較しないという意味ではなく、ざっくりとした坪単価では比較せず、自分たちの実現したい家に対して見積もりをしてもらって比較することが大切だということです。実際、坪単価では安く見えたところでも、実際に仕様をあわせて比較してみると「それほど安くないな」となったこともありました。

やはり「名の知れた人気メーカーは高い」といった傾向があることは事実です。ただ、ハウスメーカー選びで価格比較する際は、あまり坪単価にはこだわらず、具体的な見積もりをもって比較するのが大切だと思います。

 

最終的にはどうやって決めたか

以上が、我が家がハウスメーカー選びをする上で判断材料にしたことと、しなかったこと。検討段階である程度絞っていき、最終的に2社に絞った上で見積もりを比較しました。

絶対に動かせないポイントは「予算」だったため、まずはその予算に収めるように調整。その上で、最終的には2社とも予算内に収まったため、その中で、より標準仕様のグレードが良い方を選びました。

私たちの場合、最初から「ハウスメーカー選びのポイント」が明確になっているわけではありませんでした。逆に、この基準が明確ではなかったために何度も迷い、夫婦で話し合いを重ね…という日々。ただ、最終的にはこれらの判断材料を明確にして夫婦で意識あわせすると、そこからはスムーズに決まったので、なるべく早いうちに話し合っておくのがおすすめです。

 

ハウスメーカー選びは即断せずじっくり判断を

今回ご紹介した「判断材料にしたこと」は、あくまで私たちの体験談であって、「正しいもの」というわけではありません。

ハウスメーカーはそれぞれ特徴も価格帯も違えば、「強み」として推してくるものも異なります。重視するポイントはご家庭によって異なりますので、時間をかけて多くの物件を見学し、即断せずにじっくり検討するのがおすすめ!そうすることで、おのずと重視したい「判断材料」は見えてくるはずです。

 

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