2022.03.03
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FPへ住宅ローン相談!面談の流れと感じたメリット・デメリット

家探しの初期で、頭を悩ませるもののひとつが「住宅購入予算」。我が家では、住宅購入予算としてどれくらいが適切なのか迷いに迷って、最終的にFP(ファイナンシャルプランナー)さんに面談してもらい、生涯にわたる「お金の流れ」を確認した上で無理のない予算を決めました。実際に体験して感じたこととしては、FP面談はとてもおすすめ!全体的な流れと、感じたメリット・デメリットを紹介します。

 

どうしてFP面談を申し込んだのか

私たちがFP面談を申し込んだのは、家探しを始めてから2、3ヶ月経った頃のこと。なんとなくマンションや戸建てを見学する時期を経て、そろそろ本腰を入れて検討しようというモードに入った際、前提となる「住宅購入予算」を固めたくなったことがきっかけです。

もちろん、「年収の○倍なら安心」「みんなの住宅購入予算アンケート結果」など一般的な情報もネットで調べ尽くしました。でも、その結果として行き着いたのが、やはり「我が家は我が家の生活に合った予算組みが必要」ということ。そう、住宅購入予算は、各家庭で家族構成も暮らし方も異なる中で自分たちに合った予算を決めなくてはなりません。そこで、マネー知識に自信のない私たちはプロに相談してみようということになったのです。

最近では不動産屋さんやハウスメーカーの紹介で無料のFP面談をセッティングしてもらえる機会が多くあります。私たちは、ハウスメーカー選びの際に利用した紹介カウンターが提携しているFP面談に申し込みました。

 

FP面談の流れ

私たちが体験したFP面談のメインは、生涯キャッシュフローの作成。家族全員の年齢を一覧にして、それぞれの年で発生するライフイベントや収入・支出を明確にし、生涯にわたるお金の流れを把握して改善点を知る、という内容です。

FPへ相談

面談は2回。まずは1回目、家族構成やそれぞれの年齢など基本的な情報に加え、今後の収入、支出を明確にするためのヒアリングが行われました。その後、FPさんに我が家の生涯キャッシュフローを作成していただいた上で2回目の面談。キャッシュフローの説明を受け、その改善点を探して終了、というのが全体の流れ。この中で、住宅購入予算・ローン金額についても妥当かチェックしていただきました。

また、あわせて保険の見直しなどが提案されるケースが多く、必要に応じて保険加入などで面談が追加されるという構成です。私たちは面談2回に加え、保険も見直しを行ったのでその後、2回のアポイントがありました。

 

老後は赤字になってしまったキャッシュフロー

さて、我が家の場合、1回目の面談で現在の収入・貯蓄額、月々の生活費や今後のライフイベントの予定、住宅購入予算を伝えたところ、2回目の面談で示された生涯キャッシュフローは老後になって赤字になるという事態に!

一瞬、呆然としましたが、「ここから改善するのが僕の仕事です」と力強く言ってくださったFPさん。老後破綻かと思いきや、我が家の場合はアドバイスに従って固定費を見直すだけであっさりと黒字に。

具体的に見直した項目は以下の通り。

  • スマホを格安スマホに変えて通信費を削減
  • 夫婦それぞれのお小遣いを少しだけダウン
  • 保険の見直し

これらの合計で、毎月の支出を約2万円削減。その結果、老後にわたってキャッシュフローは黒字に……固定費は月々、何十年にもわたるものなので、見直し効果も絶大であることが分かりました。

また、全体の見直しを済ませ、住宅購入予算は考えていたもので問題なさそうであることも把握。改めて予算の上限をしっかり決めて、その後はその予算を守り切るような形で家づくりを進めることになりました。

 

FP面談で感じたメリット

私たちにとっては、FP面談で感じたのはメリットばかり。というわけで、代表的なメリットを整理してご紹介します。

将来に向けての見通しが立った

面談で行われたヒアリングはとても細かく、質問は多岐にわたりましたが、一例を挙げると以下のとおり。

  • 夫婦それぞれの現在の収入、今後予想できる収入の変化
  • 現在の電気代、ガス代、水道代、通信費、食費などの生活費
  • 子どもの学校は私立か公立か、大学か短大か専門学校か、一人暮らしは予定しているか
  • 子どものライフイベントの予想。そのときにお祝いは出すか、予算はどれくらいか
  • 車は何年くらいのスパンで買い替えるか、予算はどれくらいか
  • 現在入っている保険は何か

上記はごく一例ですが、質問がとにかく多く、どれも細かくて、答えるのに苦労することも……!けれども、細かいヒアリングの上で生涯キャッシュフローを作成していただいたため、それぞれの年代におけるお金の流れが可視化され、「我が家ならでは」のライフプランがよく見えました。

将来のどの段階で最もお金を使うのか、貯めどきはいつなのか、それぞれの年代で住宅ローンの返済は問題ないか、将来に向けての見通しが立ったことが大きなメリットでした。

どれくらいの住宅購入予算ならOKか自信が持てた

今回のキャッシュフローはもちろん、想定していた「住宅購入予算」をもとに、月々の住宅ローン返済額、固定資産税、住宅ローン控除額などを含めて作成してもらいました。

それらの金額とその他の教育費や特別な支出(車の買い換えなど)もすべて可視化されていたので、どれくらいの住宅購入予算なら将来にわたって赤字にならないのか、自信を持つことができました。

ちなみに、我が家は戸建てを想定して作ってもらいましたが、「戸建てバージョン、マンションバージョンの2つつくることもできますよ」とFPさん。マンションでは管理費や駐車場代、修繕積立金がかかり、戸建ての場合は10年後に外壁の塗り替えが発生する……などそれぞれかかる費用も違ってくるので、まだ決めかねている場合は2パターン作ってもらうのもありだと思います。

赤字になったときの対応策が見えて不安がなくなった

生涯キャッシュフローはあくまで現在の想定をもとにしたものですので、当然、状況が変化することもあり得ます。たとえば、転勤で単身赴任になった、転職で収入が下がってしまった、子どもが私立に行くことになった、などです。

ただ、キャッシュフローが手元にあると、それで赤字になるのはいくらくらいなのか、その分、どこから補填できるのかということも一目瞭然。たとえば赤字になりそうな要素が出てきたら、車を手放す、年間のレジャー費をこれくらいカットする、そうすればこのくらい補填できる……といった目安が持てます。

今後、生活が変化したらこの数字を見ながら考えていけばいい、と考えると、ずいぶんと安心できるなと感じました。

固定費削減の威力を知った

「固定費を抑える」というのはわりと有名な節約ハックだと思うのですが、このFP面談でもそのことを改めて感じました。

すでにご紹介したとおり、我が家の生涯キャッシュフローは前述のとおり老後赤字だったのですが(収入がなくなったとたん赤字転落)固定費を見直して1ヶ月で約2万円節約することで、一気に黒字化したのです。月々では大きな額ではなくても、それが1年になり、30年になると、かなり大きな差が出ることが数字で実感できました。

このことは、住宅購入・引越しというライフスタイルが変わるタイミングで知っておいてよかったと思います。

 

FP面談で感じたデメリット

正直なところ、私たちがFP面談でデメリットを感じた点はほぼありません。ですので、以下は「あえて挙げるなら」といったところですが、デメリットについてもご紹介します。

時間と手間がかかる

私たちの場合、面談は2回。それに保険の見直しが入ったため追加でもう2回、というのが実際にFPさんとお会いした回数でした。1回の面談は2時間程度ですが、たとえば最初のヒアリングに備えて生活費がどれくらいか改めて考えたり、給与明細をチェックしたりと、ある程度の手間と時間はかかります。

これらの面談を行った時期は土地探しやハウスメーカー探しと並行してやっていたので、平日は仕事、休日は何かしら常にアポイントが入っている状態でした。スケジュール的には少し負担になったことを覚えています。

保険の見直しをすすめられる場合も

家計を見直す中で、保険の見直しを提案されるケースも多くあります。もちろん、必要なプランを選びなおしたり、加入したりといった面でメリットの方が大きいですし、無理にすすめられることはありませんでした。

ただ、「勧誘されることが苦手」な人にとってはデメリットと感じるかもしれません。以上が、あえて挙げるなら……というデメリットです。

 

まとめ

FPさんに言われて印象に残った言葉が、「未来は大事、でも今だって大事」ということ。住宅購入予算を決める際、「不安だから、とにかく安い物件にすればいいのでは」とも考えていたのですが、「妥当な金額」さえ知れば、不安なく「今の生活を充実させるため」にお金を使うことができます。

私たちにとって、FP面談を通して、本当に正しい自分たちの「身の丈」を知り、住宅購入に関する漠然とした不安が払拭できたのが大きいと感じたところ。もちろん、住宅という大きな買い物に対してつい気が大きくなってしまう人にとっては、「抑止力」という意味でFP面談を受けるのも良いと思います。

住宅購入時、無料でFP相談ができる機会は多くあります。これからの暮らしを考える機会にもなるため、ぜひおすすめしたいです。

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