2022.06.13
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スマートホーム【用語解説】

ポイント

  • 時間や肉体的な余裕を生み出す
  • 現在進行形の分野。課題も多い
  • 独自の仕組みによるサービスを開始したハウスメーカーも

解説

「スマートホーム」はIoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)、センサーなどの高度なデジタル技術の導入により「ホームオートメーション」を実現し、暮らしの利便性を高められる住宅のことを言います。ただ、これは現在進行形で発展しつつある分野で課題も存在します。

 

ホームオートメーション化のメリットは、家事などの効率化による時間的、肉体的な余裕を生み出すことにあります。また、家族や財産の安全といったことへの貢献も期待されています。メリットは今後、より広がるものと見られています。

 

さて、スマートホームの象徴的な存在は、Amazon.comの「Amazon Echo」や、Googleの「Google Home」などという、スマートスピーカー(音声操作に対応したAIアシスタント機能を持つ装置)です。

 

これにより家電や設備などを音声だけで操作できるようになります。例えば「電気を点けて」というだけで照明を点灯できるわけです。ただ、その程度の利便性でしたら、わざわざコストをかけて導入する必要はないとも考えられます。

 

そもそも照明を点灯できるのは、それがスマートスピーカーと連携する機能があるから。古い家電などの制御をできるようにするには特殊な機器や専門的な知識が必要で、一般の人たちにはかなり難しいことです。

 

少しずつ連携する家電や設備も増えているとはいえ、まだ多くはないのが実情。スマートスピーカーを設置するだけなら既存の住宅であってもスマートホーム化することは可能なのですが、大変面倒であり、できることには現状では限りがあるのです。

 

以上はあくまでスマートスピーカーの事例ですが、そうした課題を受け、最近は新築住宅を対象に、できることを厳選、限定しつつ、住まい手が使いやすい仕組みを独自に開発し、サービス提供を行うハウスメーカーが一部に見られるようになってきました。

 

主なサービスの内容は以下の通りです。

 

  • エネルギーマネジメント*
  • エアコンなど一部家電・設備の操作(外部からも可能)
  • 高齢者や子ども、ペットなどの見守り
  • 防犯(窓や玄関ドアの施錠、開閉確認など)
  • 災害時対応(安否確認など)
  • 窓口機能(ハウスメーカーへの補修依頼など)

スマートフォンやタブレットを通じて利用できること、連携の不具合といったトラブルの発生、セキュリティ(情報漏洩など)について、ハウスメーカーが責任を持って対応するため、住まい手がストレスなく活用できるなどの特徴があります。

スマートスピーカーと家電・設備の連携については、新築住宅ですから最新機器を導入できますし、接続などもハウスメーカーが行うので住まい手は面倒な作業をする必要がないこともメリットの1つです。

 

*エネルギーマネジメントとは、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)による、省エネや経済的な生活に関する情報提供やアドバイスを、ハウスメーカーが住まい手に提供するというものです。

 

なお、スマートホームとは別に「スマートハウス」という言葉があります。違いは、前者の方が省エネ住宅としての意味合いが強いくらいで、同義語として使われることも多いのが実情です。

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