2022.06.13
お気に入り

Vehicle to Home / V2H(ビークルツーホーム)【用語解説】

ポイント

  • エネルギーの自給自足
  • 光熱費の削減
  • 停電時の安心確保

解説

地球温暖化問題に対応するため、クルマの世界では今、ガソリン車に代わり電気自動車(EV)が主流となる時代が到来すると言われています。そのEVには蓄電池が搭載されていますが、住宅との間で電力を融通することで蓄電池を最大限に活用しできるようにする仕組みが「Vehicle to Home(VtoH、V2H、ビークルツーホーム)」です。

 

さて、近年、住宅に太陽光発電を搭載するケースが増えましたが、発電する日中には住宅内で使い切れず余剰電力が生じてしまいます。そこで、電力会社への売電と家庭用蓄電池に蓄電し利用するという2つの方法が採られるのが一般的です。

 

ただ、どちらにも課題があります。前者は売電収入があるのが魅力的ですが、それは国の施策により年々減少傾向にあり、メリットが薄れつつあります。後者については、家庭用蓄電池が高額で、導入費用がネックになります。

 

V2Hを導入した住宅の場合は、電気自動車に搭載された、家庭用蓄電池より大容量の蓄電池に太陽光発電の電気を蓄えることができ、家庭用に比べてそれを大幅に有効活用することが可能になります。

 

もっとも、太陽がさんさんと輝く日ばかりではなく、雨の日などには太陽光発電が行われずEVへの蓄電ができません。そうしたケースでは、割安な電力会社からの深夜電力で蓄電することができます。

 

最近は世界的なエネルギー価格の上昇により、電気代が上昇傾向にありますが、V2Hの導入による太陽光発電の余剰電力の最大活用、深夜電力の活用で、光熱費の負担が少ない暮らしができるわけです。

 

このほかのメリットとして災害時の安心確保があります。EVに搭載された大容量の蓄電池は、太陽光発電のみ、あるいはそれと家庭用蓄電池による住宅に比べ、多くの電力を使うことができます。

 

補助電力を持たない住宅は無論のこと、それらと比べ、停電時により普段に近い暮らしができる可能性が高まるわけです。特に小さな子どもやお年寄りがいらっしゃる家庭では、安心感が高まるのではないでしょうか。

 

また、大規模な災害時にはガソリンの入手が困難になることがあります。V2Hでは太陽光発電の電力をEVに充電することができますので、そうした状況下でも移動手段を確保できるのも魅力的です。

 

このようなことから、V2HはZEH補助金でも優遇されています。具体的には「ZEH+R(ゼッチ・プラスアール)」の対象となっており、戸建て住宅では最大限の補助金が取得できます。

この記事をシェアする
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス / ゼッチ)【用語解説】
ZEHビルダー/プランナー【用語解説】

この記事と同じカテゴリの記事・用語解説