2022.06.14
お気に入り

土間収納のメリットと計画の注意点

玄関をすっきりとした見た目に保てる「土間収納」は、良さが見直されている空間の1つです。玄関に物を置かずすっきりと見せることができる上に、外出するときの動線も楽になります。この記事では、土間収納のメリットや計画の注意点についてご紹介します。
 

土間収納とは?

土間収納とは、玄関から靴を履いたまま入れる収納スペースのことです。
昔の住宅は土間があり、土間部分に台所や井戸がありました。今も昔も、土間は靴(昔なら履物)を履いて歩きます。台所で炊事し、できた食事を居間まで運ぶときに履物を脱いで上がっていたんですね。
 

いま、土間収納が見直されています。土間収納をつくることで玄関がすっきりとする効果があり、外で使うものを土間に収納することで用意が楽になるのです。
 

土間収納のオススメの使い方

玄関に物を出しっぱなしにしたくない、きれいな玄関をキープしたい人におすすめなのが土間収納です。ただ、あれもこれも収納したい!と思ってしまうと、居室が狭くなりプランに影響が出てしまいます。そのため、土間収納には「外で使うものをしまう」「濡れるもの、汚れるものをしまう」と考えると良いでしょう。
 

雨や雪で濡れる傘、レインコートや長靴、小さいお子さんがいるご家庭なら三輪車やベビーカー、砂場遊びグッズ。家族で楽しむアウトドアグッズ、庭で使うビニールプールやガーデニング用品などを収納するのに最適です。
 

土間収納のメリット

さまざまな魅力を持つ土間収納のメリットをご紹介します。
 

土間収納

一条工務店「アイ・スマート」/ ハウスセレクション彦根
 

雨や雪の日も玄関をきれいに保てる

梅雨や降雪の季節は、濡れた傘やレインコートから水がぽたぽた落ちて、玄関の床が濡れた状態になりがちです。土間収納に傘立てを置いたりレインコートをかける場所を決めておくと、玄関は通るだけなので濡れても気になりません。雨や台風の日は、土間収納にタオルをかけておくと、外から濡れて帰ってきてもさっとふけて便利です。
 

外出の準備が楽になる

「外で使うもの」「濡れるもの、汚れるもの」を収納すると、自宅から外に出かける準備をする動線が短く、スムーズになります。もしお出かけ前に忘れ物に気が付いても、外で使うものを土間収納にまとめておけば、取りに帰るのも楽ですね。
 

花粉や菌の持ち込みを抑える

土間収納

クレバリーホーム「CXシリーズ」/ ハウスセレクション彦根


花粉の季節は、コートを土間収納にしまうと、家の中に持ち込む花粉を少なくできます。食材宅配の通い箱や、オンラインショップで購入した荷物を、家の床に直接置きたくないこともありますよね。そんな時はやはり土間収納に置くと安心です。
 

また、最近は土間収納に小さな手洗い器をつける人も増えました。帰宅したら土間収納で上着を脱いで、手を洗ってから家に入る。せっかく注文住宅を計画するなら、マンションでは実現しづらい間取りも検討したいですね。
 

土間収納をつくる際のチェックポイントと注意点

土間収納

住友林業「BF-Si」/ ハウスセレクション彦根


冒頭にもご説明しましたが、土間収納は広くしすぎないことがポイントです。広さは欲張りすぎず、室内の収納も活用しながら「土間収納に何を入れるのか」を検討しましょう。
 

収納するものを想定する

土間収納にしまいたいものをリストアップしましょう。広くしすぎないといっても、収納しても取り出しにくいのでは、活用できないスペースになってしまいます。棚から物を取り出して玄関から外へ運ぶ動作も考えて、適切なスペースを計画しましょう。
 

家族の20年後、30年後を考える

土間収納

パナソニックホームズ「ビューノ」/ CBCハウジング 名駅北


さらに、ご家族皆さんで考えていただきたいのが、「20年後、30年後も、土間収納を使っているかどうか?」ということです。お子さんが小さい間はベビーカーや外遊びのグッズを置いておけます。部活動をする学年になれば、野球道具やラケット等も置けるので、土間収納は本当に便利です。
ロードバイクやゴルフ、登山などアウトドアスポーツが趣味のご夫婦なら、お子さんが独立した後も土間収納が活躍することでしょう。
 

もしお子さんが家を出たとき、外で使うものはそんなに多くないかもと感じたら、土間収納の広さを再検討したり、夫婦二人でどのように活用するかについても考えてみてください。土間収納は広く取りすぎると居住空間を圧迫してしまいますが、作業テーブルなどを置いて趣味室を兼ねればグッと活用しやすくなります。
 

棚は固定ではなく可動棚にする

可動棚

パナソニックホームズ「カサート テラ 」/ ハウスセレクション彦根


収納は固定棚ではなく、棚の高さが変えられる可動棚が便利です。家族の年齢や習い事、趣味など、ライフスタイルの変化によって必要な収納も変わります。収納したい物の高さが変わっても長く使えるように、可動棚をおすすめします。


土間収納には引き戸がおすすめ

土間収納

大和ハウス工業「xevoΣ」/ ハウスセレクション彦根


土間収納に扉をつけるなら、空間が広く使える引き戸がおすすめです。広さやプランに余裕があれば、ドアをつけずにオープンにしても使いやすいです。
 

照明・換気扇・コンセント

土間収納にあると便利なのは、照明、換気扇、コンセントです。住宅プランによっては必要ないものもありますので、適宜ご検討ください。納戸やウォークインクローゼットに照明があるように、土間収納にも照明をつけた方が物の出し入れがしやすいです。

また、雨季は換気扇やサーキュレーターがあると湿気がこもりません。コンセントは、掃除機で床を掃除したり、土間収納に置いたままアウトドアグッズなどの充電もできるため、あると便利です。
 

まとめ

玄関をきれいに保つことができ、外出動線が良くなる土間収納は、アクティブな趣味のあるご家族におすすめの空間です。注文住宅のベストな間取りは家族の数だけあります。
今の暮らしにプラスして、20年後、30年後を考えながら計画しましょう。

この記事をシェアする
家族で共有するスタディ&ワークスペース

この記事と同じカテゴリの記事・用語解説