2022.06.15
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家族で共有するスタディ&ワークスペース

近年、在宅ワークや家事仕事、子供の宿題など、家族で共有できる作業スペースを設けるプランもみられるようになりました。忙しい毎日、家族で利用することで、コミュニケーションの場にもなるでしょう。ここでは、家族のスタディスペースやワークスペースのプランニングのポイントをまとめました。
 

さまざまなプランが考えられる家族のスタディ&ワークスペース

在宅ワークやオンラインでの授業も一般的となりました。多様なライフスタイルがみられる中、勉強は子供部屋、仕事は書斎、というプランニングの考え方も変化してきているようです。
 

最近では、寝室やプライベートな時間を過ごす場としての個室は確保しつつ、家族で共有できるスタディスペースやワークスペース、ライブラリーやプレイルームなどを設ける間取り提案も増えてきています。プランニングは、家族構成や仕事の内容、子供の年齢や教育方針などによって大きく異なりますが、日々忙しい親子のコミュニケーションの場として、くつろぎの場の近くに設けるケースも多いようです。
 

家族のスタディ&ワークスペースは、単にカウンターと椅子を置けばいいという物ではありません。ライフスタイルに適したプランとしないと、有効活用できない場合もあるものです。プランニングの際には、いつ、誰が、どのように使うのか、そのためにどのような空間が必要なのか、設ける目的を明確にすることが大切です。同時に、仕事の変化、子供の成長なども考慮して、プランニングすること。小学校低学年と中学生では、体格はもとより勉強の方法も異なるもの。いまの暮らしだけでなく、将来の変化を考慮してプランニングするようにしましょう。
 

住まいのどこに設けるかで使い勝手も変わる

家族みんなのスタディ&ワークスペースを取り入れる場合、住まいのどこに確保するかは重要なポイントです。

コミュニケーションを図りたい、家族の気配を感じていたい、という場合は、リビングやダイニングの近くが適しているでしょう。最近では、LDKをひとつの空間とした間取りも多く、キッチンで食事の支度をしながら、子供の宿題をみることもできたり、仕事をしながら子供が遊ぶ姿を確認できるような距離に設けるケースも多くみられます。また、リビングに設けられたロフトを利用する方法も考えられます。LDK空間と縦方向でつながるので、家族の気配を感じることができるでしょう。
 

ほどよい距離感を保ちたい場合は、廊下や踊り場、階段下などを利用しても。上手にプランニングすれば、デッドスペースになりがちな空間を無駄なく活用することができるでしょう。
 

リビングやダイニングに設けるポイント

多くみられるのがリビングやダイニング付近に設けるプラン。つくりとしては、壁面に向かってカウンターや机などを設け、必要な数の椅子を並べるケースが多いでしょう。スペースを確保すれば、比較的簡単に作業コーナーとなること、壁に向かうことで仕事も勉強も集中できるのがメリットです。
 

もうひとつは、ダイニングテーブルにつなげてカウンターを設けたり、リビングやダイニングと対面するようにスペースを確保するプラン。家族の居る場所を見渡すことができるような場所に設けるタイプです。キッチンで家族が作業している姿が目に入るような配置とすれば、声もかけやすく、相談もしやすいかもしれません。
 

リビングにしろダイニングにしろ、ソファや椅子、テーブルなど置き家具が多いので、仕事や勉強のための家具とのコーディネートがポイント。全体のイメージを考慮し、できるだけ数は少なく、圧迫感のないデザインを選びたいものです。
 

廊下や踊り場などのスペースの活用も

廊下や踊り場、階段下などを利用してスペースを確保する際に注意したいのは、日々の暮らしの中で、行き来がしやすいかどうか、明るさや空調計画など居心地のよい環境かどうかでしょう。どの部屋からも遠く、奥まっていたり、冬は寒く夏は暑いようなスペースでは、誰も使わなくなってしまう場合もあるものです。
 

また、落ち着かないようでは困りますが、ある程度、家族が行き来するような場所、たとえば個室が並ぶフロアの廊下や踊り場、玄関からリビングへ行く途中の廊下など、常に気配を感じることができる場所に設ける方がいいでしょう。自然に家族が集まりやすいように、ファミリーライブラリーを同じ空間に設けるプランも考えられます。最近、注目されている多目的な土間スペースに設け、屋外との行き来も可能なスペースとしても楽しいのではないでしょうか。
 

使い方に合わせた照明やコンセント、収納を確保したい

家族で共有するスタディ&ワークスペースは、仕事や授業でオンラインが多い場合は、ある程度、仕切ることができるような工夫をしておきたいもの。在宅する家族の居心地が悪くないような工夫も必要でしょう。棚などで区分する、可動間仕切りやスクリーンなどを取り入れることも考えられます。

また、作業で必要な資料や文房具などを収納できるスペースも必要です。出しっぱなしで乱雑にならないように、本棚や収納棚など、使用する家族ごとの収納スペースやボックスなどを用意しておいてもいいでしょう。
 

その他、照明や配線計画も十分に検討を。仕事や勉強のための明るさは必要なので、ダイニングやリビングなど全体の照明計画と同時に検討することが大切です。パソコンやプリンターなどのための配線計画も使い方に合わせて配慮するようにしましょう。
 

家族のスタディ&ワークスペースのプランニングはそれぞれです。現実にどのようなプランが使いやすいかは、家族構成やライフスタイルによって大きく異なります。最近では、モデルハウスにもスタディスペースなどを提案したプランがみられるようになりました。実際に足を運び空間づくりの工夫や使い勝手を確認するのはもちろん、VRモデルハウスで多くの実例を確認できます。自宅にいながら、PCやスマホでVR空間を歩くように確認できるので、イメージも湧いてくるのではないでしょうか。
 

 

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