2022.06.15
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満足度の高い住まいづくりのためには情報の接し方に注意を!

新聞にテレビ、雑誌、インターネットなど、住宅取得、住まいづくりに関する情報があふれるほど存在し、身近に接することができる時代になりました。しかし、実はそれは難しい問題をはらんでいます。そこで、住まいの情報に接する際に注意すべきことをまとめてみました。

 

とても容易・手軽になった情報獲得手段

以前と比べ、住まいや住まいづくりの情報を入手することが大変容易になってきました。それは、新聞やテレビ、雑誌といった既存メディアに加え、インターネットが普及したことが大いに関係しています。これにより、いつでもどこでも情報に触れられるようになりました。
 

インターネットの中でも、近年はハウスメーカーのホームページはもちろん、住宅専門サイトでこと細かな情報の提供が行われています。YouTubeなど動画による情報発信も行われるようになり、至れり尽くせりの内容になっています。
 

皆さんにとってこの状況は便利でメリットばかりのように思われますが、デメリットもあります。それはあまりにも情報が多く雑然としていること。そのため、積極的な情報集めはあきらめて、住宅を取得する人たちも多いのが実情です。
 

住宅メディアのイメージ。近年はインターネットからの情報収集が主流になりつつある


そうなると、取得した住宅の満足度が高くなくなる、あるいは先々に「取得時にもっと慎重に検討していれば良かった」と後悔することになりかねませんし、実際にそんなケースがざらにあります。

「住まいは一生で一度の高額な買い物」などと言われるくらいですから、情報集めに十分な時間をかけ、慎重な検討をするべきです。このことを改めてしっかりと心がけておきましょう。
 

さて、情報に触れる際に気をつけておきたいのが、「作為的(意図を持って誘導しようとすること)な情報」への対処です。例えば、ネット情報によくある、特定のハウスメーカーを中傷する内容がそれに当たります。

その代表的なものとして、「○○で建築したら欠陥があった」というのがありますが、これらは大きな欠陥ではないことがほとんど。多くは感情のもつれ、「言った、言わない」が原因となっているようです。
 

「中傷」する情報の真相とは

契約書や図面通りに建築されていたとしても、施主が意図しない間取りになっていたり、当然あると考えていた設備がなかったりするケースがあり、その不満のはけ口としてネットの中傷情報が存在することもあるのです。

ただ、このケースは皆さんにとって反面教師にすべきこととも言えます。決してハウスメーカー任せにしてはいけない、「良きに計らえ」ではダメだということです。
 

注文住宅の場合は十数回に及ぶ打ち合わせが行われることがありますが、その都度、合意した事項、懸念材料をまとめ、皆さんとハウスメーカーの担当者の間で情報共有を行っておくことが大切です。

そうすることで、欠陥や不具合のない満足度の高い住まいづくりにつながるのです。もともと住宅産業は「クレーム産業」と揶揄(やゆ)されるほど、トラブルが多い業種。それは住まいを完成させるために多くの人たちが関わるからです。
 

住宅施行現場の様子。作業は人力で、しかも無理な体勢で行うことが多く、それも施工不良の原因の1つとなっている


ですから、トラブルが起こるのは当たり前とも言えます。変な話ですが、「そういうもの」と考えつつ、トラブルを回避するための行動を皆さん自身も行うことが、満足度の高い住まいづくりの秘訣となります。
 

ちなみに中傷と言えば、Aという事業者がBという事業者に対して行うこともあります。また、地域ハウスビルダーとハウスメーカーの間でも行われることがあります。近年はあからさまなケースは減りましたが。
 

住宅販売の現場にいる人たちにとって、同業他社はライバルであり、厳しい視線を投げかけています。ですが、中傷の内容はあまり当てになりません。例えば地域のビルダーがハウスメーカーの内情を詳しく知っているわけでは決してないからです。
 

その逆もまたしかりです。よって他の会社の悪口を言う事業者、あるいはその従業員(営業担当者など)は信用に値しません。技術や提案力がないため、悪口を言っていると見なして大丈夫だと思われます。
 

できるだけ先入観を持たないように 必要なら裏取りも

話が脱線しましたが、重要なのは変な先入観を持たないようにすること、そうなりそうな情報をしっかりと選別し捨てることです。より良い住宅取得、住まいづくりには情報の取捨選択をする力が必要なのです。

自ら可能性を狭めてしまうのは、皆さんにとってとても不幸なこと。よくあるのが、「この価格帯ならこれらのハウスメーカー」といった情報にとらわれ、その中でしか検討を行わないことです。
 

予算はもちろん大切ですが、将来を含めたライフスタイル、省エネなどの環境配慮などを考えると、それ以外の住宅事業者を選択した方がより良い暮らし、有利な住宅取得ができる可能性があります。
 

ハウスメーカーだけでなく、地域のハウスビルダーの中には、皆さんの考え方やライフスタイルに寄り添い、それを尊重した提案をし、しかも予算をクリアできる会社があるかもしれません。
 

自ら現場に足を運び、実際に見て、聞いて、触って確認することも重要な情報収集の手段だ


実際にそんなケースも多く見られます。そのほとんどが依頼先選びも含めた情報収集に時間をかけ、その中で家族の暮らしを見つめ直すなど、住宅取得に真摯に向き合った人たちです。
 

有力な依頼先と考えている事業者に関して、不安に感じる情報に接する場合もあるでしょう。その場合は直接、ことの真意を確認すべき。会社に電話する、メールする、営業担当者に確認するなど何でも大丈夫です。

情報の「裏」を取り、それで安心・納得できるようでしたら、そのまま検討を進めればいいわけです。 決して手軽な情報獲得の手段ではないですが、実際に人と話をして確認するのもまた情報獲得の手段であり、とても大切なことなのです。

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